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2025.09.06 05:40

はじまりは

 はじまりは、ふつうのわれわれからだ。普通の日常生活をおくる普通のわれわれ、これが時間はないの旅のスタート地点である。わたしは、時間の中でどっぷりとつかっている。腕には時計をしているし、カバンにももう一つ時計を取りつけている。おや、携帯電話の画面にも時刻が表示されている。遅刻を嫌う仕事なので時刻には神経質な日常を送っている。こんな私が時間は存在しないなどというのはばかげている。実にばかげている。ここがスタート地点なのだ。
 さて、私は義務教育を受けているので、理科や化学、物理や生物などを少し知っている。高校2年生くらいまでは普通の学生をしていたので、まあまあ知っているのだ。そこで、相対性理論とやらも少し知っている。なんでも、月や地球に近いところでは時間がスロモーになるそうだ。正確にいえば質量に近づけば近づくほど時間は遅れる。また、早く動けば動くほど時間は遅れる、スロモーになる、ということだそうだ。①重さに近づく、②早く動く、とその人の時間はゆっくりと進む。これがノーベル賞をもらったアインシュタインの相対性理論である。ただそれだけのことなのだが、へー信じられないや、とすましてはおれない。これを計算入れてわれわれの普通の日常生活が組み立てられているのだ。相対性理論を認めなければ時計は狂うし、携帯もならない。新幹線もストップするし、飛行機も飛ばない。月旅行に行った宇宙飛行士の乗ったロケットも地球に戻れなくなる。パソコンもただのガラクタ、という生活に逆戻りするそうだ。でね、相対性理論、認めなくてはならんだろう。いくら私が頑固でも。
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