2024.09.25 03:52
ロボトミー
あ、それとロボトミー手術って知ってるか?。脳内の神経束を切断して狂人を大人しくする手術。DVDの「カッコーの巣の上で」とか「去年の夏突然に」とかでテーマになってる。ノーベル賞もろてるんやて、ロボトミー手術を発表した精神科医に。「人間とは何か」を考えさせられる現実やね。画期的な手術法やということでノーベル賞が授与されている。この世界なんやね、と思います。
2024.09.25 03:31
勉強
勉強はツライ。当たり前のことだが、かの民事訴訟法学者はそうだからこそ闘志をもやして喜んで立ち向かわなければならないとのたまう。一流の学者はみんなその道を歩んでおられるということだ。私わけあって福祉関係法を勉強しているのですが、この数式で半年くらい頭の片隅を占領されている。「名目手取り賃金変動率=物価変動率×実質賃金変動率×可処分所得割合変化率」、頭痛かったけどいつものようにヘノカッパの解読ができました。やっと、時間を他の問題に振り分けられるようになってうれしい。クマさん八つぁんの何の変哲もない数式であることが分かった。後進のためにいつかお話ししましょう、このブログで。で、ようやく福祉関係法も卒業できたみたいなので、記念に社労士試験を受けてこの分野は終わりにします。労働法もおもしろかったし、福祉関係法も勉強になった、どれも「人間とは何か」の道に通ずる。いい思い出でなりそうです。
2024.09.05 19:21
日の当たる坂道ふうに
いろいろあって、今の心境はアランフェス協奏曲(https://www.youtube.com/watch?v=oVSsnlENCGg)の心境です。ずっと好きなのはステービーワンダーのオーバージョイド(https://www.youtube.com/watch?v=cIhd5Yc5TCY)。精神科医と2時間ほどお話しする機会があった。精神医学の奥深さにまいりました。やっぱプロはプロだわ。ほんと落ち込む、いまの自分の惨めさに、やるせない気持ちだ。なにか輝く光が欲しい。ま、夢みたいなこと言ってないで、まずはセクハラはもちろん、パワハラをやめることにしよう。何を力んで怒鳴り散らしてるんだろう、実現したってそれが何なんだ、どうしたっていうんだ?。輝きなし→アランフェス協奏曲、ちょっと気持ちが前向きなとき→オーバージョイド、ってコースになります。自分がちっぽけすぎてやってられませんね。もう廃業まじかの予感もするし、人間いろいろありますね。みなさんは若いんだから、日の当たる坂道ふうに足取り軽く歩んでくださいね。
2024.08.17 18:15
水平社宣言
1922年(大正11年)3月3日
全国に散らばっている、われわれ差別を受けている人々よ、団結せよ。
長い間、いじめられてきた仲間たちよ、解放令がだされてから約50年の間、われわれのためといって、多くの人々がさまざまな方法で行った運動は、効果をもたらすものではなかった。同情やあわれみに根ざした運動では差別はなくならないのだ。このことを思えば、今、われわれ自身から人間を尊敬することによって、自ら自由と平等を求める集団運動をおこすのは、当然のことである。
仲間たちよ、われわれの祖先は、自由と平等を心から求め実行してきた者であった。厳しい支配政策の犠牲者であり、たくましく社会や文化を支えてきたものであった。心を引き裂かれるようなどんなに厳しい差別の中でも、人間としての誇りは失わなかった。そして、今、その犠牲者のわれわれが、差別を投げ返す時がきたのだ。われわれが、差別を受けてきた者であることを誇りうる時がきたのだ。
われわれは、自分自身を低くみたり、臆病になったりして、これまでたくましく生きてきた祖先をはずかしめたり、人間の尊厳をおかしたりしてはならない。人の世がどんなに冷たいか、人間を大切にすることが本当はどんなことであるかを知っているからこそ、われわれは、心から人生の熱と光を求め、その実現をめざすものである。
水平社はこのように生まれた。人の世に熱あれ、人間に光あれ。
2024.08.17 18:06
新しい世界
平塚らいてう
猫又坂を下り、青田越しに向い側の森をのぞむと、朝などは遠方の竹林に白鷺がいくつも点々と、とまっていました。大塚の坂を下りながらの眺め、護国寺の赤い門、蒼い蒼い大空、雪の富士、黄葉した銀杏の大樹など――女学生時代の純な心に映った、通学の朝夕の自然の美しさ、その鮮やかさ、のびやかさは、おそらく生涯忘れ得ぬものでしょう。わたくしはこの道を、朝に夕に、新しい世界に生きるよろこびに胸を躍らせながら通いはじめたのでした。
元始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。/今、女性は月である。他に依って生き、他の光によって輝く、病人のような蒼白い顔の月である。/さてここに『青鞜』は初声を上げた。/現代の日本の女性の頭脳と手によって始めて出来た『青鞜』は初声を上げた。/女性のなすことは今はただ嘲りの笑を招くばかりである。/私はよく知っている、嘲りの笑の下に隠れたる或ものを。
2024.08.11 18:07
ハラスメント
労働法を勉強しているとハラスメントの箇所もあって、身につまされて落ち込んでしまう。確かに従業員を怒鳴りつけるときがある。自分としては高邁な理想を前にした仕事なのにずいぶんちっぽけな保身に走る部下を見るとつまんない言い訳に始終する部下を怒鳴りつけてダメ出しをしてしまうことがしばしばあるのだ。が、もう止めようと思う。高邁な理想なのか?、と自問自答するが保証がない。ちっぽけな自分の誤った理想かも知れぬ。事務所をいつでも閉鎖するつもりで部下を自由にしようと今は思っている。理想なんて綿あめみたいにあるのかないのか分からぬ存在だ。それよりも、生きている部下の方が大事だ。事務所の閉鎖を真剣に考えている。事務所は私の理想だが部下の人生の方が大事だ。近々事務所の閉鎖を行おうと常々考えている。部下の人生を踏みにじる高邁な理想にはおさらばしよう。自身の寿命も計算すると事務所の存続を含め、終活のときが来ているように思う。
2024.08.08 07:12
トラベル
司法書士という職業、主に知的労働である。睡眠不足、弱視は職業病、不養生も職業病だ。相談に来られる人々よりも精神的にダメージを被っている。しかも始終勉強漬けの毎日である。ただいま労働法の勉強に浸っているのだが、フランス語で労働はトラベイル、英語のトラベルとほぼ一緒、つまり旅行。もとは骨折りということだそうです。ラテン語までさかのぼると三本の長杭を真ん中で束ねて広げた形の拷問鉄具トリパリウムで、これに人や動物の四肢や首根っこををつなげて動けなくするというものだそうだ。キリストの十字架みたいなもんですね。労働は苦痛だから、ま、昔からそんなもんだそうです。こんなクソしんどい生活の中で知識を蓄え、相談に来られる人々を専門知識で救う、専門知識でなければまったく役立たない。そんな修道女のような仕事だな。いい仕事なんかな、後戻りできないくらいに年をとってしまったのでまさに後の祭りである。
2024.07.25 06:09
キリコ
なにを隠そう、金哲二またの名を死神先生という。成年後見でお世話している人たちがばたばた死んでいく。7月に入って4人目、まだ危篤者1名。まいった、気が変になりそうだ。人の死が日常になっていく異常、成年後見、やってられん。
2024.07.09 04:24
人間的な
金哲二
年金法に不思議な規定がある。障害基礎年金の等級が変われば障害厚生年金の等級も連動するというもの。競争原理による年金法の分立のなかで一部平等原理も取り入れているわけである。モヤモヤでいい。人間的な規定だね。
2024.07.07 15:47
悲しみよ、こんにちわ
金哲二
診療報酬は点数で定められ薬価基準は金額で定められる。どうせレセプトではみんな点数換算され1点=10円を支払わされる。なんでこの違いが出るのだろう(手術は点数、薬は金額)と、長い間疑問だった。手持ちぶさたで炎天下の公園で一服しているときにマルクス経済学がぼんやり頭に浮かぶ。労働力は物品と同じ商品ではない。ケインズのような同一視をしないとするなら、点数(労働力)と値段(お薬)という取り扱いの違いも解せる。さらばマルクス、されどマルクス。
2024.07.05 08:03
水たまりみたいな池
沖縄県(黒島)
この水たまりみたいな池に
サメがいるって?
ホンマや
コワ~
2024.07.03 03:55
道徳
ハイネ
不思議なことだ、いつの時代においても悪人は自分の下劣な行為に、宗教や道徳や愛国心のために奉仕したのだという仮面を着せようとつとめている。
2024.07.02 05:30
子育て
被告の父親
事件の約10年前から娘を叱ることができなくなった。
2024.07.01 08:05
水辺へ馬を
ことわざ英国
You may lead a horse to the water, but you can't make him drink.
2024.06.30 08:36
アランブラ宮の壁の
岸田衿子
アランブラ宮の壁の
いりくんだつるくさのように
わたしは迷うことが好きだ
出口から入って入り口をさがすことも
2024.06.29 02:55
人間失格
太宰治
たとえば、牛が草原でおっとりした形で寝ていて、突如、尻尾でピシッと腹の虻(あぶ)を打ち殺すみたいに、不意に人間のおそろしい正体を、怒りに依って暴露する様子を見て、自分はいつも髪の逆立つほどの戦慄を覚え、この本性もまた人間の生きて行く資格の一つなのかも知れないと思えば、ほとんど自分に絶望を感じるのでした。
2024.06.28 07:27
小市民
芥川龍之介
人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わなければ危険である。
2024.06.27 07:39
豚もおだてりゃ
後悔日誌
昨日の看護師からの電話、「明日退院される男性の患者さんがいます。認知症が重く退院後が心配です。奥さんも重い認知症なんです。なんとかなりませんか。市に相談しても、司法書士の先生に相談してもお手上げです」。「そりゃ後見制度を利用なさるのがいいでしょうね。しかしなぜ私に電話を?」「先生がお忙しいのは重々分かっております。しかし退院を前にして、今日は絶対に5時までには先生に電話しようと心に決めておりました。四方八方相談いたしましたが、うまくいきません。とあるケアマネの知りあいから、先生に担当してもらって大変助かった。あの先生はボランティアで仕事をなさっている。仲間内でも評判だと教えてもらった」。
面談の予約を受けてしまった。事務所内でボランティアじゃないんだからと日々叱責を受けながら。
2024.06.25 08:22
自由
マイク・タイソン
Real freedom is having nothing. I was freer when I didn't have a cent.
2024.06.23 04:30
さらばフロイト
ラマチャンドラン
いまから50年以上前、とある中年女性が、鋭い診断力で世界的に有名だった神経科医のカート・ゴールドスタインの診療室にやってきた。女性は正常にみえたし、話し方もなめらかだった。おかしいところはどこにもなかった。だがこの女性は、異様な訴えをした。ときどき左手が喉もとをつかんで、自分を絞め殺そうとするというのだ。右手で左手を無理やりつかんで下に引きずりおろさなくてはならないことがよくあるという。ときには危険な左手が、あまりに一途に自分の命を絶とうとするので、手の上に座って押さえこんでいなくてはならなかった。彼女の主治医は、無理もないことだが、情緒障害かヒステリーだろうと判断して、数人の精神科医にまわした。ところがだれも役に立たず、最後にむずかしい症例を診断するという評判のゴールドスタイン博士のもとに送られてきたというわけだった。
ゴールドスタインは診察をして、この患者が精神異常でも情緒障害でもヒステリーでもないことをはっきりと確信した。麻痺や反射の亢進など、明確な神経系の異常もなかった。しかし彼はすぐに、この患者の行動を説明できる事実を思いついた。この女性には、あなたや私と同じように、二つの大脳半球があり、それぞれがちがう精神的能力のために特殊化し、また反対側の半身の運動を支配している。二つの半球は脳梁と呼ばれる繊維の束でつながっており、ここを通して互いに連絡し「同調」を保っている。しかしこの女性は普通の人とはちがって、(左手を支配している)右半球が潜在的な自殺傾向――自分を殺そうとする本物の強い衝動――をもっているらしい。おそらくこうした衝動はもとからあったのだが、脳梁を通して送られてくる、より合理的な左半球の抑制的なメッセージ(つまりはブレーキ)によって、抑えられているのだろう。ところがその脳梁に卒中(血管が詰まる又は破れる)が起こった、とゴールドスタインは推測した。脳梁に損傷があると、左右の脳の連絡は絶たれ、左脳が右脳を抑制できなくなる。そして右脳と、右脳が支配している危険な左手が解放され、自分を絞め殺そうとすることができるようになった、いう推測である。
ゴールドスタインはこの診断にたどりついたとき、きっとSFの世界のようだと感じたにちがいない。しかし女性が、診断を受けてからしばらくして急死したあと(原因はおそらく二度目の卒中発作のためで、自分を絞め殺したのではない)、死後解剖が行われ、ゴールドスタインがにらんだとおりだったことが確認された。脳梁に大規模な卒中が起こっており、左脳が右脳と「会話」をすることも、右脳に通常の影響力を行使することもできなくなっていたのだ。
2024.06.22 09:49
灰色の瞳
ティト・ベリス
枯野に咲いた小さな花のように
なんて淋しいこの夕暮れ
とどかない想いを抱いて
なんて淋しいこの夕暮れ
とどかない想いを抱いて
私の大事なこの笛のうたう唄を
あなたは聞いているのだろか
どこかの小さな木の下で
あなたは聞いているのだろか
どこかの小さな木の下で
澄んだ声色で響くこの笛
あなたは聞いているのだろか
泣きくたびれた笛の音を
あなたは聞いているのだろか
泣きくたびれた笛の音を
山は夕暮れ夜の闇がしのびよる
あなたは何処にいるのだろか
風の便りも今はとだえ
あなたは何処にいるのだろか
風の便りも今はとだえ
山の坂道一人で歩いて行った
あなたは今も唄っている
彼方の空に声が聞こえ
あなたは今も唄っている
彼方の空に声が聞こえ
一人ぼっちで影を見つめる
あなたは何処にいるのだろか
風の便りも今はとだえ
あなたは何処にいるのだろか
風の便りも今はとだえ
2024.06.20 08:05
愛の幻想(沢田夫人、35歳、神経症)
福島章
この患者は、初診時結婚後12年を経過しており、女の子もいるが、夫との性的関係の中で少しも快感が得られないばかりか、むしろそれに嫌悪と恐怖さえ感ずると訴えた。
夫人の回想によれば、それは彼女の少女時代の体験に由来する。外地で終戦を迎えた一家は苦労を重ねて日本にもどらねばならなかったが、その日本人たちを何度も外国兵が襲って掠奪や暴行をほしいままにした。ある白昼、外国兵が日本人の集団を襲い、一人の若い女教師を見つけだし、人々の見守る中で代わるがわる凌辱した。日本人たちが声もなく見守る中で、裸にされた真白い肉体は、外国兵の毛深く巨大な肉体の下におさえつけられ、飽くことなくもてあそばれた。それまで何日かをともに旅をして顔見知りの、優しくつつましい女教師の唇からは、この世のものとは思われぬ恐ろしい叫びがほとばしった。美しい犠牲者は何人もの男たちにくりかえしくりかえし辱しめられた。その光景と叫び声は、大人の胸に顔を埋めて恐怖にふるえていた少女の脳裏にも強く灼きついたのである。
「そんなことは、早く忘れたいと思うんです。でも、主人に抱かれると、私はいつもその女の先生が犯されていたときのことを思い出してしまうのです。そして、主人が外国の兵隊で、私がその女の先生のような気がしてしまうのです。だから、私には夜の生活が恐ろしいのです」と患者は述べる。小柄ながら華奢で上品な感じのするこの美人の夫は、東大出のエリート官僚であったが、身体はたしかに大柄で筋骨と体毛の発達がよく、一見して男性的な風格があった。だから、この夫人の連想もあながち不自然とはいえないと考えられるのではあるが、それならなぜ彼女は、よりによって彼女の「思い出」を刺激しやすいような男性を夫に選んだのかという疑問が浮かぶ。夫の方では、「妻が歓びを感じていないとは思えないのだが」と医師に、述べている。
このケースの病歴の示すものは、性行為における女性の「マゾヒズム的役割」に対する誤った同一化である。その基礎に強烈なインプリンティングが刻印され、そのあくことのない〈反復強迫〉が、夫人の訴えであると理解できよう。
夫人は少女時代の強烈な刻印体験のために、暴力と凌辱のイメージに固着し、愛のいとなみはその単なる反復なのだと言う。しかしもちろん、そこに不快と嫌悪だけがあると考えるのは早計で、犯され辱しめられる自分を幻想することによって、彼女はマゾヒズム的な快感を得ていることは疑いもない。彼女が一見して外国兵に似た風格の夫と結婚して夫婦生活を維持しているのはまさしくそのためであろう。あたかも衆人環視の中で犯された女教師のように、自分の夫婦生活を医師に報告する行為も、彼女のモデルへの〈同一化〉と〈反復〉と解せられる。
2024.06.17 07:25
都市攻め
バラク・オバマ
バラク・オバマが説明していたのは、戦争犯罪のイノベーターであるモンゴル帝国皇帝チンギス・ハンの都市攻めの仕方である。与えられた選択肢は二つ、いま門を開くなら、男たちはすぐに殺すが、女子供の命は助けてやる。ただし女は連れ去り、子供は奴隷にする。一方、抵抗するなら、お前たちは油でじっくり釜茹でにされ、皮を剥がされることになる。
2024.06.16 05:59
美しいということは
基本英文700選
Beauty is a letter of recommendation which it is almost impossible to ignore.