2025.10.07 03:18
光円錐
光子に質量はないということに、いちおう世の中はおさまっています。光子という物、ブツ、存在物でありながら重さがない。思えば変なものだなあ、ホントかしらと思う。光子以外の他の素粒子には重さ、質量があるともされている。いろいろの実験を経て、ともかくも世の中の物理学の世界では、それが常識となっいます。その重さがゼロであるという特技を生かして光速は万物の最速とされいるのです。
そこで何かの情報が伝わる速度の最速は光伝達です。お手紙はもちろん、電話であっても、何もかも、光伝達よりも遅い。わたしは今、真夜中で夜空を見ています。きれいなお月さまが出ています。ただし、約1秒前の月ね。昼間には太陽が見えることでしょう、ただしこれも約8分前の太陽。私の今には過去の宇宙しかない。つまり、おなじように、わたしには過去の君しかいないんだ。わたしの今には過去の君しかいない。その差がナノ秒くらいだから無視しているけど、さみしいね。一人ぽっちか、、、。
そこで光円錐。コウエンスイ、ヒカリエンスイね。君は一人ぽっちの君であり、円錐の頂点で一人ぽっちです。君の今を知るものは、この宇宙で一人もいません。だって、君の今が光子を発してもゼロ秒では君を見る者は一人もいないからです。いかに光子、光速でもゼロ秒ではだれにも到達しない。今の君を見ることができる者はこの宇宙に一人もいません。ね、けっこう寂しいでしょ。光円錐の意味、、。
何秒か経ったら今の君は他者に伝わるでしょうね、過去の君として。また何秒か経ったら、その過去の君の情報はさらに遠いところに広がるでしょう。とういうことで、とんがり帽子をひっくり返して想像してみてください。これが未来光円錐です。さ、ここで頭がしんどくなるところでしょうが、その未来光円錐をもう一度ひっくり返して、もとの未来光円錐の頂点に、頂点同士をくっつけてください。あとの方のとんがり帽子は過去光円錐だよ。他者が発した光子が、今の君に到達する範囲をあらわしている。今の君の孤独さ加減をあらわしています。これがあのツヅミの正体、あのポンポコポンの鼓(つづみ)の正体です。光円錐。
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