2025.10.17 04:27
春のそよ風
ニュースで高齢者の交通事故がよく報道されている。ぼくも目が弱いから気をつけなくちゃ。運転したくない、免許を早く返上したいものだ。
さて、もう物理のことは切り上げて実務に専念しなくてはならないタイミングなのだけれど、ついついつらつらと頭の中は物理のこと。それも、時間の存在のこと。いやになってしまう。哲学で何十年も人生を足踏みしてるのに、今度は物理か。はいはい、今朝は風速のこと、です。風速10メートル/秒。1秒間に10メートルで風が流れているという状態。と、人は思っている。目が弱いからだね。分子の1つずつを見分けることのできる目の強いターミネーターさんなら、空気分子がそれぞれ一個ずつ500メートル/秒くらいの速さで、てんでばらばらの方向に動いているって見えます。しっかりとね。そいでそのすべての空気分子の運動の方向や速度を平均すると東方向に毎秒10メートルの風速だよ、って、ニュースで言ってくれるんだ。つまり風の強さのニュースのこと、台風なんかの。時間とか、色とか、メロディーとか存在せんからね。風速とおんなじだよ。正確には空気分子運動。それを目が弱いから風速としか分からんのだよ、目の弱い人間には。春のそよ風としか分からない、と同じように時間しか分からない。時間とは春のそよ風レベルの次元の認識なんだ、そのかぎりの存在にすぎないんだ。つまり、客観的に存在しているものは物(ブツ)が動いているだけなんだ。時間なんて関係ないわ、っていう動き方で。ターミネーターさんは目がいいからそう言うよ。