2025.08.06 06:18
きれいに包装されたプレゼント
エントロピーが増大する様子を目の当たりにすると、我々は時間を感じる。絶対時間は直接には見えない。が、しかし熱時間は感じる、分かる。ぼくには絶対音感はないけれどメロディーには感じ入ることができる、音楽は好きだ。絶対音感はなくても音楽に親しめる。熱時間から連想する絶対時間、宇宙時間ってこんな感じなのか。
乱雑さは増大する、これが時間が存在する証拠だ。われわれが個別に有する人生、すなわち固有時間は否定しようがない。じゃ、時間はあるじゃん。そうですね、カルロやリサやジュリアンも、よく読めば、この意味での時間を否定していません。時間は存在しないといって否定しているのは絶対時間とか、宇宙時間とか、そんな時間のことです。個人の固有時間が存在するためには、それを入れる入れ物であるところの客観的な時間、つまり絶対時間というか宇宙時間というか、そんなより大きな入れ物の時間が存在しなければならんでしょう。そんな、おのおのの固有時間の入れ物としての時間である客観時間、絶対時間、宇宙時間が存在しなければならない。入れ物時間として。
プレゼントをいただくのに入れ物要る?、ちゃんと包装してもらわなくちゃならん?