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2025.10.26 07:38

汎心論

 ミユさんが、時間はない、という本を紹介してくれて、僕は哲学を脱線して物理学を再勉強することができた。相対性理論や量子論の再確認ができた。ある程度満腹したら、今度は哲学に逆戻りで、脳ミソという物がなんで心を作ることができるのかという、科学界でいうところの、いわゆる、ハードプロブレム(最高難度の超難問)に復帰しています。脳科学界でブームのトノーニの統合情報理論を読んで涙した。上デキだと思います。しかし、解決とはいえない。スタートとしては上デキです。涙したのは上デキのスタートという意味です。汎心論が吟味されていないので、あと100年はかかるでしょうという印象です。しかし世界は広い、統合情報理論ついて、この汎心論を問題にしている脳科学者がいます。アメリカのクリストフ・コッホさんです。著書をあわてて読み進めると、まったくもって同じ疑問を抱いています。そればかりか、映画の趣味も同じ。ブレードランナーのあのセリフ「お前は何にも分かっちゃいない」に感動したとあります。汎心論についての結論も同じで、一方的に意気投合しています。あと100年はかかる、も、一緒。
 要は、汎心論です。人間に心があるように、サルや犬やイルカにも心がある。モグラやクモやミミズにも。そしてアメーバやウィルスやバイ菌にも。そして山や風や石ころにも。そして分子や原子や素粒子にも。みんな心を持ち合わせている。ほいで、それが単に信仰や信念にすぎないのなら、僕はいままで何年も苦労して勉強をしてきたのだろうとため息が出る。違うんだよねそれが。統合情報理論はまじめな科学として成り立っているし、これから脚光を浴びるだろう。その理論が成り立つためには、汎心論でなければならないんだ。つまり、心が脳ミソから生まれるための統合情報理論は、裏で汎心論を説いているのと同じだよ。科学として汎心論の証明をしているのと同じです。
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