2025.09.24 06:26
take your reality and don't be discouraged.
おはようさん。さて、ぼくは君をしらない。君の考えや君の視ている色を知りえない。君の考えや君が見たたという色なんかを聞くことができるし、分かる、理解する、想像することはできるかもしれないが、君の気分や気持ちそのものになることはできない。君の視ている赤色そのものを、知ること、想像することはできるかもしれないが、僕自身の心の中で実体験できない。難しいね。カントが、物そのもの、ものそれ自体を知ることはできないと言っていること。デカルトがわれ思う、ゆにわれあり、と言っている気持ち。脳科学者の茂木さんのいっているクオリアという言葉。赤色という言葉は誰でも知っているが、赤色というリアルな感覚、体験、直観、頭の中でリアルにイメージする赤色、これをクオリアって言っているんだけど、私の赤色のクオリアと君の赤色のクオリアは、おそらく親戚だろうけど、ぴったりと客観的には一致していないだろうね、おそらく。ドイツの言語哲学者のビトゲンシュタインやイギリス論理哲学者のラッセルなんかの言っていることなんだ。人それぞれの固有のクオリアであってその客観的な一致を確かめるすべはない。それでいい、それでいい。現実を直視して、そして笑おう。最後の一言はフランスの小説家のロマン・ロランだね。
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